アキレスエアロンカタログ
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17(1) 貯蔵・運搬時の注意ウレタンフォームは、消防法に基づく火災予防条例で「指定可燃物」になっているので、都道府県・市・町・村の条例に定める、貯蔵または取扱の基準に従うことが必要です。また指定された数量以下であっても、貯蔵する場所や周辺は、同条例に準じて必要な表示を行い管理しなければなりません。ウレタンフォームやウレタン製品(以下ウレタンフォーム等という)の倉庫・貯蔵所・又その荷扱いを行うところではむやみに火気を使用しないでください。警告①整理整頓につとめ、原則として他の可燃物との混合収納は避けてください。②加工設備等はウレタンフォーム等と区分し、混在させないでください。(加工設備の火花等による着火防止)③電源スイッチにウレタンフォーム等を近接して置かないでください。(電気火花等による着火防止)④ウレタンフォーム等の保管は整然とした状態を保ち、防災通路の確保を行ってください。⑤ウレタンフォーム等に運搬車のマフラーを近づけないでください。⑥トラックでの運搬においては幌付きのトラックを使用するか、必ずシートをかけてください。(もらい火等による着火防止)⑦屋外放置は避けてください。注意注意(2) 火気使用上の注意工場や作業場内では、作業上必要なもの以外、一切の火気(発火源)は使用厳禁が原則です。止むを得ず火気を使用する場合は、責任者がその火気使用の許否、種類、場所、方法など検討し、明確に指示することが大切です。特に臨時に火気を使用する際は、事前に防災を中心に点検し十分な打合せを行い、安全を確認してから行ってください。作業上、常時固定して使用する火気(例…ボイラー、加熱炉、焼却炉等)の場合。①近接して可燃物を置かないでください。②使用する火気が不完全燃焼していないか、又加熱監視装置は正常に作動しているかを確認し、異常が認められる場合は直ちに使用を中止、改修を行ってください。③燃料系統に漏れが無いか確認し、異常が認められる場合は改修を行ってください。注意①電気器具等、アースの必要なものは必ず設置してください。②軸受けなど摩擦による異常加熱がある場合は、給油を行う等、対策を講じてください。注意(2-1)工程上意図しない火気、火花等が発生、又は予想される場合。①静電気の発生がある場合は、その発生を少なくする環境管理(湿度管理等)や、除電装置を設置してください。②衝撃火花の発生がある場合はその要因を洗い出して、発生させないよう対策を講じてください。警告(2-2)①作業前、作業後も周囲の打ち水を十分行ってください。②可燃物の移動が無理な場合は、その上や周囲を金属板、不燃材料、防炎シートなどで隙間なく覆い、火花が入り込まないようにしてください。③作業中は万一に備えて適切な消火器、消火栓等の消火設備を用意するとともに、作業終了後最低1時間位は発火の危険性がないことを確認してください。注意作業上の臨時火気(溶接、溶断等)使用の場合。作業前に付近の可燃物は、火花の届かない場所へ移動してください。警告(2-3)①くわえタバコでのウレタンフォーム等の取り扱いや、喫煙をしながらの取り扱い作業は行わないでください。②取灰や、油のしみ込んだボロ布は火種が無いことを確認してから密閉できる不燃性の容器に入れて、安全な場所に隔離してください。注意作業に付帯する火気(暖房、喫煙、取灰等)使用の場合。ストーブ暖房の近くにウレタンフォーム等の可燃物を置いたり、積み上げたりしないでください。警告(2-4)火災防止のため、各作業においては以下の注意事項をお守りください。1. 火災防止のためのポイント火災防止の手引き6

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