アキレスエアロンカタログ
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221. 衛生・安全性について2. 燃焼性と防火・消火について3. 耐久性についてA.家庭用品品質表示法では軟質ポリウレタンフォームが50mm厚以上の製品をマットレスと言い、「家庭用品品質表示法」で定められた様式の品質表示(表-3)の下げ札を製品毎に取り付けるようにしています。購入に際しては、まずこの品質表示札の有無を確認してください。この品質表示の硬さの欄には表-4のような硬さの区分に基づいて数値と文字による表示が記載されているので、これを硬さ選択の基準にするのがよいと思います。しかし、硬さはマットレスの厚さ等によっても異なりますので、購入の際には寝心地等を実際に試されることをお勧めします。表-5 硬さと複元率の求め方Q17.マットレスの硬さ及び復元率はどのような方法で測定するのですか?A.硬さはJIS K 6400-2(A法)、復元率はJIS K 6400-4(B法)の試験法により測定します。試験方法の概要は次の通りです。従って、マットレスの硬さは数値の大きい程、かたいことを示しており、復元率は数値の大きい程、繰り返し使用に対して厚さの減少が少ないことを示しています。Q18.軟質ポリウレタンフォームは、長期間使っていると「ヘタリ」を生じますか?A.軟質ポリウレタンフォームに荷重をかけた時、厚みが減じる現象を「ヘタリ」と言い、JIS K 6400-4の圧縮残留ひずみ・繰返し圧縮残留ひずみと言う試験方法で評価します。ヘタリが小さい事は「圧縮残留ひずみ」が小さく、複元しやすい事を意味しており、一般的には重い荷重が長期間かかるほど、フォーム密度が低いほど、ヘタリが大きくなる傾向があります。また、軟質ポリウレタンフォームを湿気の多い雰囲気下で使用し続けると複元しない大きなヘタリを生じる事もありますので、病気療養などにおいては加湿やムレ等に注意頂き、このような条件下での使用を避け、又、衛生面からも週2~3回の陰干しをお勧めします。Q19.軟質ポリウレタンフォームを殺菌する時、品質に影響はありませんか?A.一概に殺菌と言っても非常に多くの方法があります。フォームマットレスや寝具の一般的殺菌法には、高温の水蒸気に数分から数十分間さらす方法や、アルコール蒸気に数時間さらす方法などがありますが、一般家庭では危険を伴うこともあるので殺菌は専門業者にお任せください。また、軟質ポリウレタンフォームはこのような条件下では短時間のうちに急激に劣化することはありませんが、過塩素酸ソーダでの殺菌処理は、肌荒れや軟質ポリウレタンフォームが劣化する原因になることもありますので行わないでください。Q16.マットレスを購入する場合、何を基準として選択したらよいですか?一辺が50mm以上の正方形で厚さが20mm以上のフォームを試験片とし、厚さの50%の距離を1分間に60回の速さで繰り返し8万回圧縮した後、30分間室温に放置して試験片の厚さを測定し、繰り返し圧縮残留ひずみ率(%)を算出します。この数値を100から差し引いた数値(%)をもって復元率とします。マットレス中身のフォームを平らに置き、直径200mmの円形加圧板を乗せ、フォーム元厚の70%の距離まで押し込んだ後、元に戻すことを3回繰り返し、再び元の厚さの40%の距離まで押し込み、30秒間静止させた時の荷重値をN(ニュートン)で表わし、マットレスの硬さとします。硬 さ復元率表-3 家庭用品品質表示法に基づく表示例材 料  ウレタンフォーム構 造  1枚もの 波形寸 法  幅97cm×長さ195cm×厚さ10cm硬 さ  やわらかめ(70ニュートン)復元率  95%外装生地の組成     綿 50%、レーヨン 50%使用上の注意  ・火又は温度の高いものに近づけない旨○○××株式会社東京都千代田区○○町××番地TEL 03-9999-9999表-4 硬さの区分語用分      区(表示名)110ニュートン(11重量kg)以上 75ニュートン(7.5重量kg)以上110ニュートン(11重量kg)未満 75ニュートン(7.5重量kg)未満かためふつうやわらかめ

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