フィルム総合カタログ2016年
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DOP(フタル酸ビス-2-エチルヘキシル)は塩化ビニル樹脂用可塑剤として、最も広範囲に使用されている代表的なフタル酸エステル系の汎用可塑剤です。ほとんどの塩化ビニル樹脂製品の配合例はDOPが基本となっています。その理由は個々の性能がほどよくバランスし、かつ価格ともつり合っているところにあります。ある材料に柔軟性を与えたり、加工をしやすくするために添加する油状の性質を持つ物質のことです。塩ビは常温では硬い樹脂ですが、加熱すると分子間の距離が広がっていきます。その状態の時に可塑剤の分子を入り込ませると、塩ビ分子の接近が妨げられ、常温に戻っても“軟らかい”状態を保つことができるようになります。●DOP(フタル酸ビス-2-エチルヘキシル)可塑剤●可塑剤16非DOPフィルム軟質塩化ビニル(PVC)製品の製造に欠かせない可塑剤。この代表的な可塑剤であるDOP系可塑剤をめぐる最近の動向を背景に誕生した、アキレスの非DOPフィルムです。Contents■アキレススリップA TP・・・・・・・・・・・・・・・・■アキレスファイル TP・・・・・・・・・・・・・・・・・・■Hexamoll® DINCH®(ヘキサモールディンチ)・・・■アキレスプラセーフ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P17P18P19P19可塑剤をめぐる動向軟質塩化ビニールに含有する可塑剤、特にフタル酸エステル6物質(DEHP、DBP、BBP、DINP、DIDP、DNOP)は、欧州のREACH規制、食品衛生法に基づく食品・添加物の規格基準(平成14年厚生労働省告示267号)、玩具・育児用品についての使用規制(平成22年厚生労働省告示336号)など、予防的な措置として、使用制限が課せられています。こうした状況に配慮して開発されたのが、アキレスの「非DOPフィルム」です。

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