(内閣府:日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震対策検討ワーキンググループ/令和4年3月)https://disaportal.gsi.go.jp画像:気象庁房総半島東方沖から三陸海岸の東方沖を経て、択捉島の東方沖までの日本海溝と、千島海溝の地殻の境界等を震源とする地震です。古来より、この周辺では、M 7.0〜8.0を超える巨大地震や、地震の揺れが小さくても大きな津波を発生させる“津波地震”と呼ばれる地震など、多種多様な地震が発生し幾度となく大きな被害を及ぼしてきました。2011年3月11 日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、従来の想定をはるかに超えるM 9.0 の大地震が発生し、東北地方から関東地方北部の太平洋側沿岸に巨大な津波が押し寄せ、死者・行方不明者2万2000人以上、全壊家屋12 万棟以上と未曽有の被害を及ぼしました。● 日本海溝モデル岩手県は令和2年9月に公表。詳細な推計手法等を示した報告書は令和4年3月22日に公表。● 千島海溝モデル日本の年平均気温は、100年あたり1.19℃の割合で上昇しています。また、猛烈な雨(1時間降水量80mm以上の雨)の年間発生回数も増加しています。地球温暖化の進行に伴い、大雨や短時間に降る強い雨の頻度はさらに増加すると予測されており、台風や豪雨による風水害・土砂災害発生リスクが高まっています。日本は、国土の10%にあたる川沿の低地や台地に、人口の50%、資産の75%が集中しています。また、多くの人が洪水時の川の水位よりも低い土地に住んでいるため被害が大きくなりやすく、さらに日本の川は流れが急で水位の上昇が速いので、早めの避難が必要です。災害発生の危険度を5段階に区分。地図上に色分けで表示され、どの場所で、どのくらい災害の危険度が高まっているか、数時間先までの危険度を知らせる情報です。危険度の情報は10分ごとに更新されるので、こまめにチェックすることで危険度の高まりを早めにキャッチすることができます。大雨の際、避難するかどうかを判断する際にお役立てください。自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などが確認できます。集中豪雨や大雪、竜巻などの災害が多発しています。データもあります。これらの災害から命を守るためには、心構えや知識と備えが重要となってきます。被害想定被害想定死者数:約19.9万人負傷者数:約2.2万人低体温症要対処者数:約4.2万人(冬・深夜に発生)経済的被害額:約31.3兆円、全壊棟数:約22万棟死者数:約10万人負傷者数:約1万人低体温症要対処者数:約2.2万人(冬・深夜に発生)経済的被害額:約16.7兆円、全壊棟数:約8.4万棟■ 日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震■ キキクル(気象庁)■ ハザードマップポータルサイト2水害・土砂災害
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