断熱リフォームカタログ
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2コラム住まいの暖かさが高齢者の健康に好影響!!(健康長寿住宅エビデンス取得委員会作成パンフレットより抜粋)■毎年冬は総死亡者数が増加住宅内での冬場の入浴中の心肺停止者は、夏場の約11倍にもなります(図1)。また、そのほとんどは高齢者であることも判っております。高齢になり内臓機能が低下し、寒さへの適応能力が下がる事が原因の一つと考えられます。■室内を暖かく適温保持で血圧が低下断熱リフォームを行った後は、リフォーム前に比べて血圧が低下する事が分かりました(表1)。血圧の変動は様々な原因で起こりますが、この調査結果は52人、最大で48回分の血圧測定を平均したものであり、断熱リフォームによる効果を示すと考えられます。■日本の住まいの寒さの原因日本の住まいが寒いのは、断熱性能の低い住宅が多いからです。平成11年度に国が定めた断熱基準に適合している住宅はわずか5%です(図2)。■断熱リフォームで起床後の 血圧上昇抑制断熱リフォーム前と後の起床後の血圧上昇を比較する調査では、断熱リフォーム後は、もともと起床後の血圧上昇が強くみられる人の血圧の上昇が抑制されるという結果が出ています(図3)。2000180016001400120010008006004002000図1心肺停止状態発生件数図2日本の住宅約5,000万戸の断熱性能図3断熱リフォーム前後の起床後血圧上昇表1断熱リフォーム前後の血圧123456789101112件月東京消防庁を含む47都道府県785消防本部に調査協力を依頼。2012年10月に東日本23都道県の消防本部調査を、2013年10月に西日本24府県の消防本部調査を実施。出典:わが国における入浴中心肺停止状態(CPA)発生の実態※東京都健康長寿医療センター作成出典:統計データ、事業者アンケート等により推計(2012年)※国土交通省作成H11基準5%H4基準19%S55基準37%無断熱39%(協力者52人の平均値)(協力者52人の平均値)80706050403020100(mmHg)リフォーム後の起床後血圧上昇0~20(10人)20~30(13人)30~40(14人)40~50(7人)50以上(8人)13.023.527.327.034.442.557.044.131.328.7リフォーム前に起床後の血圧上昇が強くみられる人➡リフォーム後の起床後血圧上昇が抑制された改修前改修後リフォーム前の起床後血圧上昇値(人数)起床後の血圧上昇(医学的にはモーニングサージという)は、「起床後2時間の平均収縮期血圧」から「睡眠中最低値と前後30分の平均収縮期血圧」を引いて算出する。※健康長寿住宅エビデンス取得委員会作成※健康長寿住宅エビデンス取得委員会作成全日の血圧値改修前(mmHg)1年後(mmHg)収縮期血圧(最高血圧)拡張期血圧(最低血圧)128.8124.876.374.4※実証実験結果概要健康長寿住宅エビデンス取得委員会(委員長 髙橋龍太郎)では、「断熱改修による健康指標の改善効果を実証すること」を目的に、平成23年~26年に39軒の住宅に住む高齢者に協力いただき実証実験を行った。実際に高齢者が暮らす住宅に対し、日中の大半を過ごす居室に内窓の設置および壁や床の断熱強化(オプションとして床暖房設置)などの断熱改修を実施し、改修前と後で血圧の測定および健康や温度感覚に関するアンケートを行った。なお、本研究では血圧を最も重要な指標と位置付けて、ある1日の30分ごと24時間測定する方法と、4週間にわたり毎日5回(起床後、毎食後、就寝前)自己計測する方法の2種類の方法を用いた。

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