「光線透過率」とは、被覆資材を通してハウス内に侵入する太陽光の透過率のことであり、透明性を表す指標でもあります。光線透過の種類としては、太陽光のうち直線的に地表に到達する「直達光」 、梨地タイプの資材を介して光が屈折し散乱することでハウス内に行き渡る「散乱光」、フィルム表面で光が反射されハウス内に侵入しない「反射光」があります。ハウス内に侵入する光は「直達光」と「散乱光」になります。一般的に「光線透過率」は、これら「直達光」と「散乱光」を加算した率を示し、被覆資材を介すと約90％の光線透過率となります。透明タイプの資材では、透過光線はほぼ「直達光」が占めており、また梨地タイプの資材では「散乱光」の比率が増加します。