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静電気トラブル事例と対策

人体からの放電

《事例》

ドアノブに触れる時、エレベータのスイッチに触れる時など、身近な場面で生じる静電気放電で痛みや不快感、恐怖感を得る。

《対策例》

これは人体に静電気が蓄えられることが一因になります。そのため、導電体(金属など)に触れる前に導電性キーホルダーなどを用いて電気を逃がすことが有効です。

製造現場での放電

《事例》

フィルムなどの製造・加工現場で静電気が作業者に放電することで強い痛みを与えることがあり、作業に対するモチベーションの減少につながる。また、不意に生じる放電により、ケガ、火災、事故につながることがある。

《対策例》

製造現場においては適切な静電気対策が必要になります。
フィルムなどは除電ブラシを使用して、静電気を除去することが有効です。

電子部品の静電破壊

《事例》

人体・帯電物体などからの放電により電子部品を破壊することがある。

《対策例》

人体:導電ストラップ、導電シューズの着用、及び導電床材の併用。
帯電物体:基本は持ち込まない。必要な場合は静電気対策された物に置き換える、静電気対策文具(STNファイル等)を使用する。

異物の付着

《事例》

フィルムや成形品などが帯電し、塵や埃などが付着する。

《対策例》

製品がフィルムの場合は除電ブラシ、成形品の場合はイオンブロアを使用する。

印刷トラブル

《事例》

印刷対象物(紙、フィルムなど)が帯電し、印刷不良や紙詰まりが起きる。

《対策例》

除電ブラシなどで除電することが有効です。

間違った静電気対策

製造現場の静電気対策を行うため、静電気対策製品や除電機器を導入しても思ったような効果が得られない場合があります。

《事例1》

静電気対策製品を使ったにもかかわらず、アースがとられていない。

《対策例1》

アースを確実に設置してください。

《事例2》

除電ブラシを設置しても、除電効果が十分に発揮できていない。

《対策例2》

効果的な取り付け方法がございます。詳しくは製品ページで紹介しております。

静電気対策 技術紹介